• 久遠の詩(亡き母に捧ぐ)
  • 2016年12月30日 (金)
  • 23時00分00秒
  • この記事にはコメントできません。
  • この記事にはトラックバックできません。
2016.12.30(金):久遠の詩



小さくなってゆく君を
どうすることもできないまま
空は蒼く美しく流れて
そんなことが哀しかった

隠した涙のわけもきかずに
”大丈夫、心配いらない”って
立ち上がった君の横顔 君の声
いつまでも忘れはしない

窓越しに手をふる君
震える指先
精一杯の生きる姿 
命の灯火
最後のさよなら

幼い子供みたいにダダこねて
”いかないで”って言えたなら
呆れてもどってくれたのかな

幾千の涙を紡いで永遠に綴るよ

冷たくなってゆく君を
どうすることもできないまま
泣き崩れたわたしを許して

幾千の涙を紡いで永遠に綴るよ

冷たくなってゆく君を
どうすることもできぬまま
立ち尽くすわたしを叱って

言えなかった言葉をいま君に贈るよ

色褪せぬ別離を焼きつけ
君に捧ぐよ

久遠の詩を




十二月三十日命日


web拍手 by FC2
【以下追記】

著作権は放棄してません。営利非営利を問わず無断転載引用複写盗作改竄一切を固く禁じます。