• 白鳥
  • 2013年11月10日 (日)
  • 19時31分07秒
  • この記事にはトラックバックできません。
2013.11.10(日):10代の詩





白い首はわたしの自慢

だけど
世界を見渡せそうな
あの
きりんの首には負けてしまう

白い翼はわたしの自慢

だけど
咲き誇る花のような
あの
くじゃくの羽には負けてしまう

そう
どれほどわたしが白くても

誰か
見渡すこともできない
この首を切りとって下さい

咲かすこともできない
この翼を捥ぎ取って下さい

白い悪魔を

わたしが大空を
悠々と飛んでいるとでも思って?

いいえ、わたしは
鳩のように
燕のように
鷗のように
飛ぶことすらできない

逃げているの
水面に映るわたしから
逃げているのよ

─あぁ
だからお願い
消し去ってしまって

そうすればきっと
自由に飛べるわ

鳩のように─ 大空を
燕のように─ 悠々と
鷗のように─ すべてを背負って

でも
わたしは白鳥
白い鳥

わたしを見つめて
「美しい」と言わないで

その言葉を聞くたびに
酷く縺れてしまうから







14歳の詩(NO.41)
関連記事

web拍手 by FC2

著作権は放棄してません。営利非営利を問わず無断転載引用複写盗作改竄一切を固く禁じます。